訪問看護の交通費(かかる条件・無料範囲・確認ポイント)
交通費の扱いは事業所ごとに異なり、無料の範囲を設定している場合もあれば、距離や区域に応じて実費が発生する場合もあります。料金表・重要事項説明で事前確認をおすすめします。
- 交通費は事業所ごとに独自に設定されています。
- 多くの事業所では、近隣エリアを「無料(交通費なし)」としています。
- 遠方の場合や、特定の移動手段(タクシー等)が必要な場合は実費がかかることがあります。
交通費が“別建て”になりやすい理由
訪問看護の基本料金(保険適用分)には、原則として「看護師の移動にかかるコスト」は含まれていません。そのため、訪問にかかる交通費は、保険とは別に「実費」として利用者に請求することが国により認められています。
ただし、利用者の負担を減らすため、多くの事業所では「通常の実施地域(サービスエリア)」内であれば交通費を無料にするなどの工夫をしています。
無料範囲・距離課金の設計例
「交通費がかかるかどうか」は、主に距離や地域で決まります。一般的な設定パターンは以下の通りです。
| パターンA (区域指定) |
「〇〇区、〇〇市は無料」 事業所がある市区町村や、隣接する特定の地域を無料エリアとし、それ以外を一律有料とする方法です。 |
|---|---|
| パターンB (距離指定) |
「事業所から半径〇km以内は無料」 直線距離や道のりで判断します。指定距離を超えた場合、「1kmごとに〇〇円」や「1回一律〇〇円」などが加算されます。 |
| パターンC (完全実費) |
「訪問にかかった実費を請求」 公共交通機関(電車・バス)の運賃や、コインパーキング代などをそのまま請求するケースです。都心部などで駐車場がない場合に見られます。 |
エリア外対応の考え方
「対応エリア外だけど、どうしても来てほしい」という場合、事業所の体制に余裕があれば対応してもらえることがあります。その際、通常の交通費とは別に、移動時間分のコストを含めた特別料金(エリア外加算のような実費)がかかることもあります。
※当ステーションの場合、基本的に自転車で訪問できる範囲を対応エリアとしていますが、状況により柔軟に対応できる場合もありますので、まずはご相談ください。
事前に確認すべき書類(料金表・重要事項説明)
「聞いていなかった」というトラブルを防ぐために、契約の際には以下の書類で「実費」の項目を必ずチェックしましょう。
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CHECK 1 重要事項説明書
「その他の費用」や「実費負担」という欄に、交通費の規定が書かれています。無料の条件や、有料の場合の単価を確認してください。
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CHECK 2 料金表(別表)
介護保険や医療保険の自己負担額とは別に、交通費やおむつ代などの「自費料金」が一覧になっている表をもらいましょう。
よくある質問
Q. 交通費は必ずかかりますか?
事業所が定める「通常の実施地域(サービスエリア)」内であれば、交通費は無料(または基本料金に含まれる)のケースが多いです。ただし、エリア外や遠方の場合は実費がかかることがあります。
Q. いくらかかるか知りたいのですが?
距離や区域によって異なります。例えば「片道〇km以上は1回〇〇円」のように設定されているため、契約前の重要事項説明書や料金表で確認が必要です。