診断がなくても相談できる?訪問看護の条件整理
相談自体は可能ですが、医療保険を利用した訪問看護の開始には、原則として医師の指示書が必要です。まだ診断がついていない場合でも、まずは現在の困りごとを整理し、適切な受診先や利用できる制度をご案内します。一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
この記事のポイント
- 「相談」と「訪問看護の開始(契約)」は別のステップです
- 医療保険の利用には、必ず主治医の指示書が必要です
- 診断名がなくても、医師が必要と認めれば指示書は発行されます
- まずは現状を整理し、受診につなげることが第一歩です
相談できること/保険利用の条件(指示書)
「まだ病気かどうかわからない」という段階でも、ご相談いただくことは可能です。ただし、実際に看護師が定期的に訪問するためにはルールがあります。
| 相談(無料) |
誰でも利用可能 「子供の様子が気になる」「どこに受診すればいいかわからない」といった段階での電話やLINE相談。状況を整理し、次の行動をアドバイスします。 |
|---|---|
| 訪問看護(保険適用) |
医師の指示が必要 実際に自宅へ訪問してケアを行うには、主治医が発行する「訪問看護指示書」が必要です。診断名が確定していなくても、医師が必要性を認めれば発行されます。 |
受診が必要になる目安
以下のようなサインがある場合は、診断の有無に関わらず、専門医への受診をお勧めします。
受診相談のチェックリスト
睡眠の問題: 眠れない、起きられない、昼夜逆転している
食欲の変化: 急に食べなくなった、または過食になった
感情の波: イライラが止まらない、気分の落ち込みが2週間以上続く
生活への支障: 学校や仕事に行けない、家事が手につかない
自費でできる範囲
医師の指示書がない場合でも、「自費サービス」として訪問できる場合がありますが、内容には制限があります。
- できること: 家事代行、見守り、外出の付き添い、一般的な育児相談など(※事業所により異なります)
- できないこと: 医療処置、服薬管理、症状の観察と判断などの「医療行為」
※当ステーションでは、医療的なケアが必要な場合は必ず受診をお願いしています。
開始までの手順(最短ルート)
「まずは相談したい」という方は、以下の流れで進めるとスムーズです。
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Step 1 無料相談
LINEや電話で現状をお伝えください。「受診すべきか」の判断も含めてアドバイスします。
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Step 2 医療機関の受診
心療内科、精神科、小児科などを受診し、医師に「訪問看護を利用したい」と相談します。
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Step 3 指示書の発行
医師からステーション宛に指示書が送られます。
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Step 4 契約・開始
ご自宅で重要事項の説明と契約を行い、訪問スタートです。
よくある誤解(Q&A)
Q. まだ病院に行っていませんが、訪問看護に来てもらえますか?
主治医による「訪問看護指示書」が必須です。
医療保険を利用した訪問看護には、主治医による「訪問看護指示書」が必須です。まだ受診されていない場合は、まずは状況を整理し、適切な医療機関への受診をご案内します。
Q. 訪問看護ステーションで診断してもらえますか?
いいえ、診断は医師のみが行える医療行為です。
訪問看護師は、生活のご様子や困りごとを観察し、医師が診断を行うための情報提供をサポートします。
出典・参考情報