訪問看護で医療保険と介護保険のどちらが適用されるかは、自由に選べるものではありません。年齢、要支援・要介護認定の有無、病気や現在の状態などによって決まります。
いずれの保険を利用する場合も、訪問看護の開始には、主治医が診療に基づいて交付する訪問看護指示書が必要です。この記事では、医療保険が適用される主な条件と、利用開始までの流れを説明します。
公開日:2026-01-15 更新日:2026-06-26
訪問看護で医療保険と介護保険のどちらが適用されるかは、自由に選べるものではありません。年齢、要支援・要介護認定の有無、病気や現在の状態などによって決まります。
いずれの保険を利用する場合も、訪問看護の開始には、主治医が診療に基づいて交付する訪問看護指示書が必要です。この記事では、医療保険が適用される主な条件と、利用開始までの流れを説明します。
適用される保険は、年齢、要支援・要介護認定の有無、病気や現在の状態、主治医の指示内容などによって決まります。
年齢・状況別の基本的な考え方
| 40歳未満 | 主治医が訪問看護を必要と判断し、訪問看護指示書を交付した場合は、原則として医療保険が適用されます。 |
|---|---|
| 40〜64歳 | 16特定疾病を原因として要支援・要介護認定を受けている場合は、介護保険が原則です。それ以外は、病気や現在の状態、主治医の指示内容に応じて医療保険が適用されます。 |
| 65歳以上 | 要支援・要介護認定を受けている場合は介護保険が原則です。ただし、一定の疾病、特別訪問看護指示書、精神科訪問看護指示書などにより、医療保険が適用される場合があります。 |
次に該当し、要支援・要介護認定を受けている方は、原則として介護保険による訪問看護を利用します。
次の表は、医療保険による訪問看護が適用される主な例です。実際の適用は、年齢、要介護認定、病気や現在の状態、主治医の指示内容によって決まります。
| 40歳未満の方 | 主治医が診療に基づいて訪問看護を必要と判断し、訪問看護指示書を交付した場合は、原則として医療保険が適用されます。 |
|---|---|
| 40〜64歳で介護保険の対象とならない方 | 16特定疾病を原因とする要支援・要介護認定の対象でない場合などは、主治医の判断と指示内容に応じて医療保険が適用されます。 |
| 厚生労働大臣が定める疾病等に該当する方 | 末期の悪性腫瘍や一定の難病など、厚生労働大臣が定める疾病等に該当する場合は、要介護認定を受けていても医療保険による訪問看護の対象となります。 |
| 特別訪問看護指示書が交付された方 | 急性増悪、終末期、退院直後などで一時的に頻回の訪問が必要と主治医が判断した場合、特別訪問看護指示書が交付されます。交付された期間は、原則14日以内で医療保険による訪問看護の対象となります。 |
| 精神科訪問看護指示書が交付された方 | 精神疾患があり、精神科訪問看護指示書が交付された場合は、要介護認定を受けていても医療保険による訪問看護の対象となります。ただし、認知症のみを主傷病とする場合などは取扱いが異なります。 |
人工呼吸器の使用など、厚生労働大臣が定める状態に該当する場合は、訪問回数や加算などに特例が設けられています。ただし、その状態に該当することだけで、介護保険から医療保険へ切り替わるわけではありません。
訪問看護指示書は、主治医が診療に基づいて訪問看護の必要性を判断し、訪問看護ステーションに対して交付する書類です。医療保険と介護保険のどちらを利用する場合も、訪問看護の開始には指示書が必要です。
現在の病状や治療内容を把握している主治医が作成します。訪問看護ステーションの判断だけで、訪問看護を開始することはできません。
訪問看護指示書には、傷病名、現在の病状、治療内容、必要な看護、医療機器の使用状況、訪問時の注意事項、緊急時の連絡先などが記載されます。訪問看護ステーションは、その内容を確認して訪問看護計画書を作成します。
訪問看護指示書を作成してもらうには、医師の診察を受けている必要があります。
医療保険で訪問看護を始める場合の一般的な流れです。実際の手順は、現在の受診状況や指示書の有無、訪問看護ステーションの受入状況によって異なります。
現在の体調や生活状況、年齢、要介護認定の有無、通院状況、希望する支援などを伺います。分からない項目があっても、分かる範囲でご相談いただけます。
主治医が診療内容を踏まえて訪問看護の必要性を判断します。必要と判断された場合は、主治医から訪問看護ステーションへ訪問看護指示書が交付されます。
訪問看護ステーションが指示書の内容、希望する訪問日時、必要な支援、対応地域などを確認します。受入れが可能な場合は、契約と初回訪問日を調整します。
重要事項の説明と契約を行い、主治医の指示と訪問看護計画書に基づいて訪問を開始します。
ご相談時には、以下の内容を分かる範囲でお知らせください。すべての情報が揃っていない段階でもご相談いただけます。
| 年齢 | ご本人の年齢 |
|---|---|
| 要介護認定 | 認定の有無、申請中かどうか |
| 現在の状態 | 病気、症状、生活上困っていること |
| 主治医・受診状況 | 通院中の医療機関、最近の受診状況 |
| 希望する支援 | 訪問看護に相談したい内容、希望する曜日や時間帯 |
年齢、要介護認定、現在の状態、受診状況などを伺います。訪問看護の開始には、主治医の判断と訪問看護指示書が必要です。
※対象エリア:品川区・目黒区・港区・大田区
現在の生活状況やお困りのことを伺います。訪問看護の利用可否は主治医が診療内容を踏まえて判断し、利用開始には訪問看護指示書が必要です。
※対象エリア:品川区・目黒区・港区・大田区