家事支援はどこまで?訪問看護と産後支援(ドゥーラ等)の線引き

訪問看護(医療保険等)は医療・看護ケアが中心であり、掃除や調理などの家事代行は原則としてサービスに含まれません。一方、自治体の産後支援(産後ドゥーラやヘルパー派遣)では家事育児支援を含む設計が多く、これらを「併用」することが、産後の生活を回すための現実的な選択肢となります。

この記事のポイント
  • 訪問看護は「ママと赤ちゃんの健康管理」が専門で、家事は対象外
  • 家事や日常の世話は「産後ドゥーラ」や「ヘルパー」が得意な領域
  • それぞれの得意分野を理解し、組み合わせて利用するのがおすすめ
  • 自治体の補助を使えば、家事支援も安価に利用できる場合があります

訪問看護(保険)の役割

訪問看護ステーションは、医師の指示に基づき看護師や助産師が訪問するサービスです。目的はあくまで「療養上の世話」や「診療の補助」にあります。

できること
(医療・看護)
  • 母体の健康観察(血圧、悪露、傷のチェック)
  • メンタルケア、育児不安の相談
  • 赤ちゃんの体重測定、黄疸チェック、沐浴ケア
  • 授乳指導、乳房ケアの相談
できないこと
(家事・生活)
  • 部屋の掃除、ゴミ出し
  • 家族分の食事作り、買い物代行
  • 上のお子さんの送迎、長時間の留守番

産後支援(自治体)の役割

一方、自治体が行っている「産後ドゥーラ助成」や「産前・産後支援ヘルパー事業」は、生活支援を主目的としている場合が多く、家事も依頼可能です。

家事支援サービスの例
産後ドゥーラ: 母親に寄り添い、家事(料理・掃除)と育児の両方をサポートします。
産前産後ヘルパー: 自治体から委託を受けた事業者が訪問し、日常の家事や育児を補助します。
シルバー人材センター: 掃除や草むしりなど、特定の家事作業を安価に依頼できます。

よくある依頼と回答例

訪問看護の現場でよくいただくご相談と、制度上の対応について整理しました。

ケース1:「疲れているから、洗濯と掃除をしてほしい」

回答: 申し訳ありませんが、訪問看護では対応できません。家事代行サービスや、自治体のヘルパー派遣をご利用ください。


ケース2:「私が寝ている間、赤ちゃんを見ていてほしい」

回答: 訪問時間内(通常30〜60分程度)であれば、看護師が赤ちゃんの状態観察やケアを行っている間に、お母様に休んでいただくことは可能です。これは「母体の休息確保」という看護ケアの一環となります。

併用モデル(ケース別)

「じゃあ、どうすればいいの?」という方へ。目的別にサービスを組み合わせるのが正解です。

よくある誤解(Q&A)

Q. 訪問看護で掃除や洗濯をお願いできますか?

原則として、訪問看護では家事代行(掃除、洗濯、調理など)は行えません。
訪問看護は「医療・看護ケア」を提供するためのサービスです。家事支援が必要な場合は、自治体のヘルパー事業や産後ドゥーラとの併用をご案内します。

Q. 上の子の世話はしてもらえますか?

訪問看護の対象は、原則として「利用者ご本人(ママや赤ちゃん)」に限られます。
上のお子さんのお世話(シッター業務)は含まれないことが一般的です。ファミリー・サポート・センター等の活用をご検討ください。

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