訪問看護の利用頻度(週何回?の決め方と見直し)
利用頻度は、本人の状態・目標と、医師の指示やケアプラン等に基づいて調整されます。週回数は固定ではなく、状態変化や家族状況で見直されるのが一般的です。まずは「何のために、どのくらいの間隔が必要か」を共有し、定期的に再評価する仕組みが大切です。
この記事のポイント
- 利用頻度は「医師の指示」と「ケアプラン」で決まります。
- ずっと同じではなく、状態に合わせて増減(見直し)します。
- 無理のないペースで開始し、必要に応じて調整するのがおすすめです。
頻度は“状態・目的・指示”で決まる
訪問看護は「週〇回」と決まったパッケージ商品ではありません。以下の3つの要素を組み合わせて、一人ひとりに最適な頻度を決定します。
| 1. 本人の状態 | 病状は安定しているか、変化しやすいか。日常生活でどの程度の介助が必要か。 |
|---|---|
| 2. 利用の目的 | 「退院直後で不安だから頻繁に見てほしい」「リハビリを集中的に行いたい」「薬の管理だけしてほしい」など。 |
| 3. 医師の指示 | 主治医が「週〇回程度の訪問が必要」と医学的に判断した指示書の内容。 |
初回評価で決めること(目標・優先課題)
利用開始前に、ご本人・ご家族・関係者(医師やケアマネジャー)と話し合い、具体的なスケジュール案を作成します。その際、以下の流れで決定していくとスムーズです。
-
Step 1 目的の共有
「自宅で安全に入浴したい」「家族の介護負担を減らしたい」など、訪問看護を利用してどうなりたいかを確認します。
-
Step 2 現状の確認
今の生活リズムや、ご家族がサポートできる時間帯を整理します。
-
Step 3 頻度案の提示
「まずは週1回、〇曜日の午後に訪問しましょう」といった具体的なプランを提案します。
見直しのタイミング
一度決めた回数は絶対ではありません。以下のようなタイミングで、回数を増やしたり減らしたりする調整を行います。
こんな時は見直しのチャンス
状態が変化した時: 体調が崩れたり、逆に入院前より元気になったりした場合。
生活環境が変わった時: 家族の仕事の都合や、他の介護サービス(デイサービス等)の利用状況が変わった場合。
定期的なモニタリング: 毎月、または数ヶ月に一度、目標の達成度を確認して調整します。
連携(主治医/ケアマネ)と同意
訪問看護ステーションだけで勝手に回数を変えることはできません。必ず関係機関と連携し、正式な手順を踏んで変更します。
- 医療保険の方: 主治医へ相談し、指示書の変更や確認を行います。
- 介護保険の方: ケアマネジャーに相談し、ケアプラン(居宅サービス計画書)の変更を行い、サービス担当者会議等で承認を得ます。
※緊急時などは、事後報告や一時的な対応として柔軟に動く場合もありますが、基本的にはチームでの合意形成が大切です。
よくある質問
Q. 週3回が最適ですか?
一概に「週3回が良い」とは言えません。ご利用者様の状態や目標、ご家族のサポート状況などにより最適な回数は異なります。まずは週1回から始めて、様子を見ながら増やすことも可能です。
Q. 回数を増やせば早く良くなりますか?
回数が多ければ良いというわけではありません。必要なケアを適切なタイミングで行うことが重要です。看護師が定期的に状態を評価し、過不足のない頻度を提案・調整します。
出典・参考情報