急変時の対応—訪問看護で誤解されやすい点を整理

「もし急に体調が悪くなったら…」という不安は尽きないものです。訪問看護は心強い存在ですが、24時間常駐しているわけではありません。急変時は「訪問看護が救急の代替ではない」ことを前提に、誰にどの順番で連絡するか、救急車を呼ぶ判断基準などを事前に取り決めておくことが重要です。

この記事のポイント
  • 訪問看護は救急車ではありません。一刻を争う場合は119番が優先です
  • 事前に「緊急連絡フロー」を作成し、家族全員で共有します
  • 24時間対応の有無や条件は、事業所や契約内容により異なります
  • いざという時に慌てないよう、連絡先リストを冷蔵庫などに掲示しましょう

訪問看護は救急の代替ではない(前提)

訪問看護ステーションには「24時間連絡体制」がありますが、これは「いつでもすぐに看護師が駆けつける」ことを保証するものではありません。

※「待っていては間に合わない」と思われる場合は、訪問看護への連絡より先に救急車を呼んでください。

緊急連絡の順番(フロー)

「熱が出た」「チューブが抜けた」など、状況に応じて連絡先が変わります。契約時に以下のようなフローチャートを作成します。

連絡パターンの例
明らかに重篤(意識なし等) → 1. 救急車(119) → 2. 訪問看護へ事後連絡
判断に迷う(高熱・痛み等) → 1. 訪問看護(緊急携帯) → 2. 指示に従う(受診・経過観察)
機器トラブル(アラーム等) → 1. 訪問看護 → 2. 医療機器メーカー

24時間対応の“条件”の見方

「24時間対応」と一口に言っても、契約内容によって利用できる範囲が異なります。重要事項説明書で以下の点を確認しましょう。

確認項目 チェックポイント
対象者 全てのご利用者か、特定の医療処置が必要な方(ターミナル期など)に限られるか。
費用 「24時間対応体制加算」や「緊急時訪問看護加算」などの追加費用が発生します。
対応内容 電話相談のみか、緊急訪問も含むか。また、訪問までの目安時間(例:◯分以内)。

家族が準備する掲示物テンプレ

緊急時はパニックになりがちです。必要な情報を1枚の紙にまとめ、冷蔵庫など目立つ場所に貼っておきましょう。

緊急連絡先リスト

ご本人氏名: 〇〇 〇〇(生年月日:S/H/R 〇年〇月〇日)

住所: 東京都〇〇区...(救急隊に伝える用)

1. 訪問看護(緊急): 090-xxxx-xxxx(担当:〇〇)

2. 主治医(病院名): 03-xxxx-xxxx(診察券番号:xxxx)

3. 救急相談: #7119 / #8000

平熱: 36.5℃ / SpO2目安: 95%以上

よくある誤解(Q&A)

Q. 救急車を呼ぶ前に訪問看護師に電話してもいいですか?

意識がない、呼吸が止まっているなど、明らかに緊急性が高い場合は、訪問看護師への連絡よりも先に119番通報を行ってください。
判断に迷う場合は、ご連絡いただければ助言いたします。

Q. 夜間でも必ず訪問してもらえますか?

24時間対応の契約をされている場合でも、まずは電話での状況確認を行い、必要性が高いと判断された場合に緊急訪問を行います。
全てのケースで訪問するわけではありません。

緊急時の体制についてのご質問

「うちは24時間対応の対象?」「契約内容を確認したい」など、
ご不明な点はLINEでお問い合わせください。

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