受診前でも相談できる?できる範囲・できない範囲と次の一手
受診前でも「つらさの整理」や「どこに相談したらいいかの助言」は訪問看護ステーションでも可能です。診断や治療は医療機関の役割のため、状況に応じて自治体相談や医療機関受診へお繋ぎします。まずは現在の状況(睡眠・食事・不安など)を共有してください。
この記事のポイント
- 受診前でも「困りごとの整理」のための相談は可能です
- 診断や薬の処方は医師のみが行えます(相談員は行えません)
- 「眠れない」「食べられない」などの生活変化は重要なサインです
- まずは身近な自治体の窓口や、専門家の意見を聞くことから始めましょう
受診前に整理しておくと良いこと
「病院に行くべきかわからない」「うまく説明できるか不安」という方は、まずご自身の今の状態を整理してみましょう。相談の際、以下の項目を伝えるとスムーズです。
今の状態をチェック(メモのご準備を)
睡眠: 眠れていますか?(寝付きが悪い、夜中に起きる、早朝に目覚める)
食事: 食欲はありますか?(味がしない、食べ過ぎてしまう)
感情: 以前楽しめていたことが、今は億劫に感じませんか?
身体: 動悸、めまい、頭痛などの症状はありますか?
期間: その不調はいつから続いていますか?(2週間以上など)
相談でできる支援(整理/導線/連携)
私たちのような訪問看護ステーションや、自治体の相談窓口では、お話を伺いながら「次にどう動くべきか」を一緒に考えます。
| 相談でできること |
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|---|---|
| できないこと |
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受診を急ぐ目安(危険サイン)
もし、ご自身やご家族に以下のような様子が見られる場合は、相談の予約を待たずに、速やかに医療機関を受診するか、救急相談窓口へ連絡してください。
緊急性が高いサイン
- 「消えてしまいたい」「死にたい」と強く思う、または口にする
- 全く眠れない状態が数日続いている
- 現実にはない声が聞こえる、ありえないことを信じ込んでいる(幻覚・妄想)
- 自傷行為(自分を傷つける)をしてしまう
※夜間・休日で判断に迷う場合は、#7119(救急安心センター事業)等の利用もご検討ください。
相談先一覧
つらい時は一人で抱え込まず、以下の窓口を頼ってください。
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窓口 1 自治体の保健センター・こども家庭センター
お住まいの地域の保健師や相談員が対応します。妊娠中から子育て期まで、無料で相談できる身近な窓口です。
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窓口 2 医療機関(精神科・心療内科・産婦人科)
眠れない、食べられない等の身体症状がある場合は、医師の診察が必要です。かかりつけ医がある場合は、まずそちらへ相談しても良いでしょう。
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窓口 3 訪問看護ステーション
「病院に行く勇気が出ない」「生活の場で相談したい」という場合、看護師がご自宅へ伺って相談に乗ることも可能です(※利用には医師の指示書が必要となる場合があります)。
よくある誤解(Q&A)
Q. 相談すれば受診しなくても大丈夫ですか?
相談はあくまで状況整理や助言を行うものです。
医学的な診断や治療が必要かどうかは医師が判断するため、必要に応じて医療機関への受診をご案内します。
Q. まだ症状が軽いのですが相談してもいいですか?
はい、可能です。
「なんとなく眠れない」「不安が続く」といった段階で相談することで、早期の対策や環境調整につながる場合があります。